国や介護を事業とする企業は「長く働いてくれる人材」を強く求めている状況にあるので、介護職の待遇改善が着実に進んでいる。国からは給料とは別に処遇改善加算との金銭の手当支給などがあり、企業では働く人の希望に沿うように柔軟に対応をしている。雇用形態別に説明をしていこう。
正社員としての働き方は、原則としてフルタイム勤務だが、土日休みや日勤のみなど柔軟性のある働き方が出来るのが介護の仕事の優れた点である。当然、定期昇給や賞与、各種福利厚生はしっかりと整っている。さらに長期的に考えれば介護福祉士や介護支援専門員などの資格を取得することや、施設長を目指せる魅力のある仕事である。
派遣での働き方は、勤務時間や曜日を調整が出来るので、私生活との両立が出来る働き方だ。その結果、介護の実務経験を行うことでキャリア・アップが出来るなど、定まった期間を働いてから就職が出来るので職場とのミスマッチがないメリットがある働き方だ。もちろん、期間終了後は別の仕事が行える。
パートやアルバイトとしての働き方は、時間や曜日で働けるために希望通りで仕事が出来ることと、決まっている条件以上に働けるのであれば社会保険に加入や有給休暇の取得、福利厚生を受けることも出来る魅力がある働き方だ。また、身体介助の割合が少ない仕事が多いので、負担が少ない立場である。
そして、介護の仕事の最大のメリットはリストラや年齢制限がないことである。また、日本のどこでも仕事があるのが介護の仕事の大きなメリットだ。しかも求人は多いので仕事探しで困ることがないのが介護を仕事とする働き方の最高の魅力といえる。